エラ張りは遺伝だし、骨格の問題だから仕方ない・・・と思っていませんか?
実は、エラ張りは骨格ではなく筋肉の凝りが原因である場合がほとんど。
あのゴリゴリした部分は実は骨ではなく咬筋という筋肉なんです。
骨ではなく筋肉の問題なら、整形しなくてもエラをなくすことができそうですよね?
遺伝だから仕方ないと思っていた私も、整形なしでエラをなくす方法を半年続けたところ、かなり輪郭がほっそりしてきたので、その方法をご紹介します。
この記事でわかること
- 整形せずに自力でエラをなくす方法
この記事のポイント!
- 咬筋が必要以上に発達すると小顔になれない
- 整形せずに自力でエラをなくすには、「咬筋をほぐす」&「咬筋の凝りの原因となる食いしばり癖を直す」対策が有効
目次
整形しないでエラをなくす方法を試して6ヶ月・・・その効果は?
エラ張りの原因のほとんどが、咬筋という筋肉の凝りによるものです。だったら、筋肉の凝りをほぐすケアと凝りの原因をなくす対策続ければ小顔になることができるはずです。
いろいろな対策を始めて半年経ちましたが、結果が出てきたので私の6ヶ月経過写真をご覧ください。
年齢を重ねるとともに横に広がっていた顔の下半分がだいぶスッキリしてきました。
咬筋の凝りは顔全体がたるむ原因にもなります。ですから、咬筋の凝りが改善されてきたことで、たるみも改善しているのが分かりますよね。
下がっていた口角も上がったので、オバ顔・老け顔の印象も少しだけですが、薄くなってきたと思います。
正直言って、こんなに効果があると思っていなかったのでびっくりです。整形なしでもここまでエラ張り具合を改善することができるので、大顔・エラ張り・たるみに悩んでいる人は、今回ご紹介する6つの方法を試してみてください。
整形で解消するとしたらどんな方法があるの?
もしも、エラ張りを整形で解消しようと思った場合、どのような方法があるのでしょうか?
エラ削り・咬筋切除
エラ部分や顎の骨を切除する外科手術です。口腔内を数センチ切開して、余分な骨を切除する方法がポピュラーです。
咬筋を切除する方法と併せて行われることもあります。全身麻酔が欠かせない大掛かりな手術となるため、ダウンタイムや痛みも覚悟しておく必要があります。
エラ削り・咬筋切除のメリット!
- 注射のように元に戻ってしまうことがなく、効果は半永久的。
エラ削り・咬筋切除のデメリット
- 費用が高い
- 医師の技術力によって仕上がりに大きく差が出る
- 人によっては歪みがでてしまう可能性も
- 麻痺が残ったり、理想とは異なった仕上がりになってしまう可能性もある
- ダウンタイムが長く腫れや痛みを伴う
ボトックス注射
ボツリヌス菌から産出された薬剤を注射して、咬筋の動きを麻痺させながら徐々に筋肉を細くしていく方法です。
ボトックス注射のメリット!
- メスを使用する手術と違い、大きなリスクがない
ボトックス注射のデメリット
- 長くて半年くらいの期間しか効果を持続できない
- 一回あたりの施術量が安くてもメンテナンス費用がかかるため、トータルでかなりの費用になる
- メスを使う手術よりはリスクが低いものの、注射した跡に傷みや腫れが出ることもある
- 効果の出方に大きく差がある
- 顎と頬を支える筋肉がどんどん細くなっていくため、やればやるほど、やめたときのたるみがひどくなる
整形しなくても小顔になれる!セルフケアでエラをなくすのが一番!
整形でエラをなくす方法は即効性はありますがデメリットやリスクを考えると、決断には相当な勇気が必要ですよね?どんなに信頼できる医師に担当してもらったとしても、リスクやデメリットがゼロになるわけではありません。
整形に頼る前に、まずは自分でできる方法を試してみましょう。
ポイントとなるのは、咬筋です。
整形でエラをなくす場合も、骨を削る手術以外は咬筋へのアプローチが中心となっています。
今回ご紹介するセルフケアも咬筋をケアすることで小顔にしていく方法です。
セルフケアは、整形のように即効性はありませんが、気長に続ければ確実に効果が出てきます。何よりリスクやお金の心配をしなくて良いのが最大のメリットです。
エラをなくす効果については、私のビフォーアフター写真でご覧いただいたとおりです。私程度の改善レベルでOKなら、セルフケアでも十分満足することができると思います。同時にたるみも解消できるので、老化が気になる人にもおすすめです。
具体的なケア方法をご紹介する前に、エラ張り・大顔の原因について確認しておきましょう。
咬筋が必要以上に発達すると小顔になれない
「咬筋(こうきん)」とは?
咬筋(こうきん)というのは咀嚼筋のひとつで、ものを噛むときに使われる筋肉です。
エラの部分を触りながら奥歯をグッと噛みしめると、ボコっと盛り上がる部分がありますよね?そこが咬筋です。
ポイント
エラ張り・大顔のほとんどは、使いすぎで肥大化した咬筋が、凝り固まることで起こります。
肩こりと同じように、筋肉が凝ることでしこりのように固まってしまい、厚みが増してしまうことで目立ってしまいます。
また、咬筋が凝り固まると、頭の骨や表情筋がそれに引っ張られて本来の位置からずれてしまいます。
そうすると、頬骨が前に出て顔がゴツゴツして見えたり、エラが張って顔が左右に広がって見えたりしてしまいます。
整形せずにエラをなくす6つの方法
リスクやコストの問題を考えると、整形に頼らずセルフケアで改善していく方法がベストです。
先天的なものではなく、咬筋の凝りという後天的な原因がほどんどなので、セルフケアでも十分エラをなくすことができますよ!
私が試して確かに効果のあった6つの方法をご紹介します。
エラをなくす6つの方法
- 咬筋マッサージ
- 側頭筋マッサージ
- 舌回し運動
- 舌の位置に注意して食いしばり癖を解消する
- 正しい姿勢で寝ることで歯ぎしりを予防
- 食いしばりの原因であるストレスを緩和させる
凝った咬筋をほぐすマッサージ
凝り固まった咬筋をリラックスさせるために効果的なのは、マッサージです。
咬筋を良く使う食事の後のマッサージを習慣にすると、みるみるうちにほぐれていきますよ!
1日3回の食後マッサージを習慣にしましょう。私は歯ぎしりのくせがあるので、起床時にもマッサージでほぐすようにしています。
咬筋マッサージのやり方は下記のコンテンツに詳しく記載していますので、参考にしてください。
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側頭筋をマッサージする
咬筋が凝っていると、側頭筋にまで凝りが伝わって顔のたるみを引き起こします。
咬筋の凝りを自覚している人は、側頭筋もセットでほぐすようにしましょう。
咬筋マッサージとセットで、食後の習慣にするのがおすすめです。
側頭筋は表情筋の土台となっているので、マッサージで凝りをほぐしてあげると、エラをなくすだけではなく、顔全体をリフトアップすることができます。
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舌回し運動で硬くなった咬筋を内側からほぐす
硬くなった咬筋を内側からほぐすことができるのが舌回し運動です。ほぐすだけではなく、表情筋の筋トレにもなります。
舌回し運動はいろいろな表情筋をまんべんなく鍛えることができるため、咬筋の凝りの影響で生じた表情筋の歪みも自然と解消されていきます。
さらに、舌を回す動作によってリンパ節を刺激することができるため、むくみを解消して小顔になる効果やたるみを予防する効果も得ることができます。
エラをなくすだけではなく、ほうれい線やブルドッグ顔解消効果、さらには美肌効果などが期待できるんです。まさに、万能とも言えるエクササイズ。
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舌の位置に注意して食いしばり癖を解消する
マッサージで凝ってしまった筋肉をほぐしても、凝りの原因である食いしばり癖をどうにかしないと、エラをなくすことはできません。
食いしばり癖を直すためには、上下の歯が接触している時間をなるべく短くする必要があります。
上下の歯は接触していないのが正しい状態です。上下の歯と歯が当たって良いのは、食事や会話の時だけで、1日の接触時間を合計しても20分程度。
ですが、食いしばりや歯ぎしりの癖がある人は、何時間も上下の歯が接触している状態です。常に歯をくっつけていると軽い力でも咬筋に大きな負担をかけてしまい、エラ張りの原因となってしまいます。
まずは奥歯同士をくっつけない!と意識するようにしましょう。
そのためには舌を正しい位置に置くというのがポイントとなってきます。舌を上あごに付けるよう意識します。
舌の先端が前歯の裏にはギリギリ触れないけど、上あごにはぴったり付いているというのが正しい状態です。
この位置をキープすると、上下の歯が接触しにくくなるので、食いしばり防止になります。
このような状態をキープするには、舌の筋力が必要です。舌の筋肉が弱っていると正しい位置にキープできなくなります。
正しい位置を保つのが疲れるという人は、舌の筋肉が弱っている可能性が高いので、トレーニングで舌の筋肉を鍛えるようにしましょう。
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私は舌の筋肉がだいぶ弱っていて、意識しないと口が開いてしまうほどでした。二重顎もひどかったのですが、上の記事でご紹介している舌トレーニングを続けたところ、意識しなくても舌を常に正しい位置にキープできるようになりました。
「奥歯や前歯同士は触れ合わず、舌が上あごにぴったりついた状態」をキープできると、食いしばりがなくなります。パソコン作業中は無意識に奥歯を噛み締めていることが多く、睡眠中の食いしばりもひどかったのですが、かなり改善されたのを実感しています。それとともに、エラ張りやたるみも改善されてきたので、舌を鍛えるのは本当に効果ありますよ!
正しい姿勢で寝ることで歯ぎしりを予防
日中の食いしばりよりも咬筋に大きな力をかけてしまうのが睡眠中の歯ぎしりです。
歯ぎしりはギリギリとした音を立てるものばかりではありません。音の出ない歯ぎしりもあるので、自覚のないまま咬筋に負担をかけている可能性もあります。
正しい姿勢で寝ていないと歯ぎしりをしやすくなるので、就寝中の姿勢にも注意が必要です。睡眠中の姿勢に一番大きな影響を与えるのが枕なので、自分に合った高さの枕を選ぶようにしましょう。
そうは言っても枕選びというのは難しいものです。そこでおすすめなのが、バスタオルを枕にする方法。クルクル丸めたバスタオルを首の下に当てて寝ます。
バスタオル枕の作り方は下記のコンテンツでご紹介してしますので、参考にしてください。
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食いしばりの原因であるストレスを緩和させる
食いしばりの大きな原因はストレスです。
噛むことはストレス解消に役立つため、ストレスがあると、それを発散させようとして無意識のうちに食いしばりや歯ぎしりをしてしまいます。
また、ストレスは筋肉の緊張を招くため、咬筋がこわばって余計食いしばりがひどくなってしまいます。
エラをなくすためには、ストレスを溜めこまないよう心がける必要があります。ストレスを完全になくすことはできないので、少しでも緩和させる方法を考えてみましょう。
私が試して効果があったストレス解消法は、下記の3つの方法です。
おすすめのストレス解消法
- 適度な運動
適度な運動は筋肉の緊張をほぐし、ストレスを緩和させる効果があります。筋トレやウォーキングで適度に体を疲れさせると、ぐっすり眠れて歯ぎしりが出にくくなります。 - ゆっくり入浴
寝る前にゆっくりぬるま湯に入ってリラックスすると、筋肉の緊張がほぐれて歯ぎしりが出にくくなります。熱すぎるお湯だと、交感神経のスイッチが入って緊張状態になってしまうので逆効果。鎮静時に働く副交感神経を活発するためには、37度~40度くらいのお湯が適しています。アロマオイルを垂らすとさらにリラックスできますよ! - 意識的に緊張を解く
食いしばり癖を自覚したら口元を緩めたり、ストレッチしたりして意識的に緊張を解くようにしましょう。目立つところに「食いしばり注意!」などと書いた紙を貼って、注意を促すと口元の緊張を解くのが習慣になってきます。
ショッピング、美味しいものを食べながら友人とおしゃべり、などといった方法もストレス解消にはももちろん効果的ですが、すぐには実践できないという場合もありますよね。そんな場合は、上記の3つの方法を試してみて下さい。どれも思い立ったらすぐできる対策なので、毎日の習慣にしやすいと思います。
6つの方法を毎日の生活に組み込んで継続する
自力でエラをなくす方法を6つご紹介しましたが、思い出した時に1つ2つ実践するというやり方ではあまり効果はありません。これらの方法を毎日の生活に組み込んで習慣にし、継続することで効果を感じられるようになります。
エラをなくす6つの方法
- 咬筋マッサージ
- 側頭筋マッサージ
- 舌回し運動
- 舌の位置に注意して食いしばり癖を解消する
- 正しい姿勢で寝ることで歯ぎしりを予防
- 食いしばりの原因であるストレスを緩和させる
継続するコツは、何かのついでや、何かをしながら行うこと。「やらなきゃ」という精神的負担を減らすことが長く続けるコツです。
私は、以下のようにしてそれぞれの方法を毎日の生活に組み込み、半年間続けてきました。
毎日の生活に組み込んで継続!
- 食後はテレビを見ながら咬筋マッサージと側頭筋マッサージ。
- 舌回し運動は、夕食後から寝るまでの間にテレビを見ながら行う。
- 舌トレーニングは、コーヒーを飲むときにお湯が沸くのを待っている間にやる。
- 日中はなるべく徒歩で異動し、夜はスクワットとストレッチをする。
- 仕事中は、食いしばり癖が出ないよう意識し、噛み締めていると気が付いたらすぐに口元を緩める。
- 寝る2時間前にゆっくり入浴。20分以上湯船に浸かる。
- 寝るときには、バスタオル枕で仰向けに寝る。
精神的負担が大きいと挫折してしまうので、「ながらトレーニング」や「ながらマッサージ」として毎日の生活に組み込むのがおすすめです。
舌回し運動や舌トレーニングは、二重あご解消の目的で始めましたが、エラをなくす効果もあってびっくりです。
半年続けただけで以下のような効果があったので、このまま続ければもっと小顔になって若返るはず・・・と期待しています。
エラ張り解消効果が出るまでは髪型とメイクでエラをなくす!?
自力でエラをなくす方法はとても効果的なのですが、結果が出るまでに時間がかかるのが難点です。「すぐにどうにかしたい!」という場合は、髪型とメイクを工夫してみましょう。
髪型を工夫するだけでエラをなくすこともできる!
髪型の効果は偉大で、即効で小顔になれますよ!顔まわりを露出しすぎてしまうと輪郭がカバーできないので、エラ張りさんには、前髪の横にアゴにかかるくらいの髪の毛を作ったヘアスタイルがおすすめです。前髪の横にくる髪の毛のことをサイドバングと言いますが、このサイドバングがエラを隠して、小顔に見せてくれます。
また、ひし形を意識したスタイルも輪郭カバーに効果的です。ひし形スタイルは、どの顔型にも合うと言われているので、失敗がないと思います。担当の美容師さんに希望を伝えて、小顔にしてもらいましょう!
メイクでエラをなくす!?
メイクはコンプレックス部分をカバーするのに効果的ですが、それは、輪郭についても有効です。頬の部分を明るくして目立たせると、エラ部分を目立たなくすることができます。
エラの部分は影になるので、その影よりも明るいトーンで頬のベースを作りましょう。また、チークは目尻の外側にはみ出るように乗せると、エラ張りが目立たなくなります。
まとめ
「骨格の問題だ」「遺伝だから仕方ない・・・」なんて思っていたエラ張りの原因が実は咬筋の凝りだったなんて驚きですよね。咬筋の凝りをケアすれば、整形しなくてもエラをなくすことができます。
遺伝だからと思って諦めていた私も、半年対策を続けたところ、だいぶ小顔になってきました。40代半ばのおばさんでも結果が出たので、若い人ならもっと早く小顔になれると思います。
咬筋が凝るとフェイスラインのたるみも引き起こしてしまうので、若い人は早めにケアして、たるみを予防しましょう。
「小顔になりたいけど整形はちょっと・・・」と思い悩んでいるなら、とりあえずは何のリスクもないセルフケアから始めてみてはいかがでしょうか?