ほうれい線が片方だけ目立つ・・・と思うことってありませんか?
年とともにほうれい線が目立つのはある程度仕方ないことですが、片側だけが濃いというのは老化以外の原因がありそうです。
老化だけが原因なら、左右均等に濃くなるはずですからね。
ということは、老化以外の生活習慣に問題があると考えられます。それが改善できれば、目立たない方に合わせられるかもしれませんよ!
私も、片方だけ目立つほうれい線に悩まされてきましたが、いろいろ対策することでだいぶ解消されてきたので、効果的だと感じた方法をご紹介したいと思います。
この記事でわかること
- ほうれい線が片方だけ目立つ原因と改善法
この記事のポイント!
- ほうれい線が片方だけ目立つのは、多くの場合、老化よりも生活習慣が原因
- 生活習慣が原因で片方だけ目立つほうれい線は、老化が原因のほうれい線よりも改善しやすい!
目次
ほうれい線がアンバランスだと余計目立つ!
下記の写真は半年くらい前の私ですが、向かって左側のほうれい線のほうが溝が深くて長さもあり、目立ちますよね?
アンバランスだと違和感があって人の視線がそこに集中しますから、ほうれい線の印象が強くなってしまいます。鏡を見るたびに「消せなくても良いから、せめて左右均等になってほしい・・・」と思っていました。
ほうれい線自体を消したいという気持ちももちろんありますが、それよりも左右差を何とかしたい!多少の左右差であれば気になりませんが、それが極端になってしまうとやっぱり気になります。
左右差を解消するために、まずはほうれい線が片方だけ目立ってしまう原因を調べてみました。
ほうれい線が片方だけ目立つ原因はこれ!
エイジングケアをしっかりやっていても、老化自体を避けることはできません。そのため、年とともにほうれい線が目立ってしまうのはある程度仕方のないことです。
ですが、どちらか片方だけが濃いほうれい線は、加齢以外の原因もあると考えられます。なぜなら、加齢が原因でできるほうれい線なら、左右対称になるはずだからです。
加齢以外の原因として考えられるのが、日常生活におけるちょっとした癖です。毎日何気なくやっている癖が原因で表情筋のバランスが崩れて歪みが生じた結果、片方のほうれい線が濃くなってしまっている可能性があります。
ほうれい線が片方だけ目立つ原因
- 片側だけで噛む癖がある
- 頬杖を付く癖がある
- 寝るときに、いつも同じ方をむいて寝る
- 片方だけに多く紫外線を浴びている
片側だけで噛む癖がある
食事の時に左右どちらかの片方の歯だけで噛む癖がある人は、良く噛む方のほうれい線のほうが濃くて目立っているのではないでしょうか?
右側だけで噛む癖のある人は、右側のほうれい線が目立っているはずです。
これは、以下のようなプロセスで発生すると考えられます。
噛み癖で片方だけほうれい線ができるメカニズムは?
- よく噛む側の咬筋が必要以上に発達
↡ - 使いすぎで筋肉が凝り、緊張する
↡ - 筋肉の緊張により、片側の口角が引っ張られる。一方であまり噛まないほうの咬筋は衰える。
↡ - 骨が筋肉に引っ張られて歪み、よく噛む側に口角が引き寄せられて噛んでいる方のほうれい線が濃くなっていく。
私の写真を見ると、向かって左側の歯ばかりで噛む癖があったため、そちら側の咬筋が発達し、引き上がっているのが分かると思います。
「引き上がってるなら、いいんじゃない?」と思われるかもしれませんが、問題なのは左右のバランスが崩れてしまっているという点です。
顔には30種類以上の筋肉があり、それらの筋肉がお互いに連動しあって動いています。たるみのない顔でいるために大切なのは、これらの筋肉がバランスを保った状態でいること。
互いに同じくらいの力で引っ張り合い、バランスを保っているのがベストで、この状態が保たれていれば、たるみのない顔でいることができます。
ですが、ある部分だけが強くなると、まわりの筋肉がバランスを崩して歪み、たるみとなってしまうのです。
写真を見ていただけると分かるかと思いますが、よく噛むほうに口角が引っ張られた結果、そちら側のほうれい線が目立っています。そしてもう片方のあまり噛まない方は、筋肉を使わないため、頬がたるんで位置が下がってしまっています。
試しに自分の顔正面から写真に撮ってみるとよく分かりますよ。ほうれい線が目立つ方の頬が、もう片側よりも張っていて、引き上がっていると思います。噛み癖がある人は、そちら側の歯でばかり噛んでいるはずです。
頬杖を付く癖がある
悩んでいたり、考え事をしていたりするときに良くやってしまうのが頬杖をつくという癖です。頬杖もほうれい線を悪化させる原因です。
頬杖をつくということは、頬が手と頭の重みでサンドイッチ状態になっているということ・・・ほうれい線が悪化するのも当たり前ですよね?
顔の皮膚と筋肉は、体に比べてとても薄くて繊細。頬杖をつくと、そんなデリケートな皮膚と筋肉にもろに負担をかけてしまいます。
頬杖の動作にメリットはひとつもありません。即、顔の歪みを進行させてしまうので、例え左右均等にやったとしても良いことは何一つありません。
ちょっと頬に手を添える程度の頬杖ならそれほどの負担はかかりませんが、頭を大きく傾けて、頬が波打つほど強い力をかける頬杖は要注意ですよ!
寝るときに、いつも同じ方をむいて寝る
寝方というのも、ほうれい線に大きく影響します。左右のどちらかいつも同じ方を下にして横向きで寝ていると、下になっている方に顔の脂肪が流れてしまい、ほうれい線が濃くなります。
そのまま、あまり寝返りをうたないで朝まで寝ている場合は、要注意ですね。
人間の顔や体の表面の形は、筋肉の力で整えられています。しかし、睡眠中は筋肉が弛緩して皮下脂肪などを支える力がなくなっています。重力の影響を受けて、下の方向へ流れていきやすくなるのです。
そのため、右向きだと左の頬が右に向かって下がり、左向きに寝ると右の頬が左に頬が下がって、その方向にたるみやすくなるのです。
ほうれい線を作らないようにするためには、仰向けに寝るのが一番です!
片方だけに多く紫外線を浴びている
紫外線もたるみの大きな原因です。長期間にわたって紫外線A波(UVA)を浴びることで、真皮のコラーゲンやエラスチンの構造が破壊され、肌のハリや弾力が衰えて、しわやたるみを引き起こします。
普通は顔の片方だけが紫外線にさらされるという状況は考えにくいですが、窓際でいつも同じ方向を向いて仕事をしていたりすると、片方だけが紫外線によって老化してしまうことがあります。また、ドライバー(運転手)は、片方だけ紫外線の影響を受けやすいです。
私は右側のほうれい線だけが深くて目立つのですが、長い間右側から紫外線が降り注ぐ窓際で仕事をしていたというのも原因のひとつだと思います。
紫外線対策はきっちりしていきたいですね。
片方だけのほうれい線は改善しやすいので安心して!
片方だけ目立つほうれい線というのは、生活習慣の癖による体や顔の歪みが大きな原因であり、加齢による肌老化からくるほうれい線よりは解消しやすいという特徴があります。姿勢や食事の仕方など普段の日常生活の癖を矯正するだけで良いので、対策も立てやすいはずです。
ポイント
- 食事中は、左右両方の歯を使って噛む
- 体の歪みを生む癖をなくす
- 寝るときは仰向けで
- 左右の筋肉をバランス良く鍛える
食事中は、左右両方の歯を使って噛む
噛み癖によって片方のほうれい線が濃くなっている場合は、左右両方でまんべんなく噛むことを意識しましょう。表情筋はそれぞれが連動しあって動いているので、バランス良く鍛えることが大切なのです。
そうは言っても、癖というのはなかなか治せないものです。四六時中、気をつけなくても良いので、気が付いたらその都度直すようにするというのがポイントです。
また噛み癖のある方で噛んでいるなと気が付いたら、あまり噛んでいない方の歯だけで噛むようにします。それでも、少し経ったらまた、噛みやすい方で噛んでしまうと思いますので、またそれに気が付いたら噛まないほうで噛む・・・というのを繰り返すことで自然と左右バランスよく鍛えることができますよ!
私は噛み応えのあるものを食べる時に普段噛まない方の歯で噛むよう、強く意識しています。柔らかいものを食べている時はあまり意識していませんが、何度も噛まないと飲みこめないものを食べる時には、噛むことに意識が向くので、その時に「あ、そうだった。こっちで噛むようにしよう。」と思い出します。それを何度も繰り返しているうちに、噛み癖が直ってきました。
体の歪みを生む癖をなくす
体の歪みは顔の筋力を歪ませるので、片方だけ目立つアンバランスなほうれい線を作ってしまいます。
頬杖をつかない、足を組まない、横向きに寝ないといったことを徹底し、重心を左右どちらかに寄せるような癖を改善するようにしましょう。
そうすることで、体の歪みはすぐに改善することができますよ。
寝るときは仰向けで
寝ている最中の重力で発生してしまうほうれい線を予防・改善するには、仰向けで寝るのが最も効果的です。筋肉の緊張が保てない睡眠中は、仰向けに寝るのが一番重力の影響を受けにくいのです。
仰向け寝は、内臓への負担も少なくすることができるため、本来一番楽な寝方だと言われています。仰向け寝が辛いという人は、体調や腰の状態に問題があるのかもしれませんので、注意が必要です。
ずっと仰向けで寝ていられるようにするには、寝具の調整も必要なので、この機会に見直してみましょう。
左右の筋肉をバランス良く鍛える
日常生活の癖を矯正して歪みを取り去ると同時に、表情筋トレーニングでほうれい線自体へ積極的にアプローチすることも大切です。
偏ってしまった筋力をバランス良く鍛えるのにおすすめなのが舌回し運動。舌回し運動は、口輪筋だけではなく、ほうれい線に関係のある表情筋をバランスよく鍛えることができるため、とても効果的です。私はこれで、顔の下半分が引き締り、ほうれい線も目立たなくなってきました!
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癖を直すだけでここまで左右差が改善できる!
写真の向かって左側のほうれい線が特に目立っていた私ですが、今回ご紹介した方法で日常生活の癖を改めたところ、だいぶ左右差がなくなってきました!ほうれい線が左右均等でない場合は、老化よりも体や顔の歪みが原因である可能性が高いので、スキンケアを頑張るよりも生活習慣の見直しを優先するほうが効果が高いです。噛み癖と寝方を改めるというのは特に効果的ですので、ぜひ試してみてください。
まとめ
ほうれい線が片方だけ目立つのは、日常生活の癖で、体や顔が歪んでしまっているからです。
そのまま放っておくと、もう片方のほうれい線も悪化してしまいますので、目立たないうちに癖を矯正することで、きちんと改善しておきましょう。
また、ほうれい線自体へのアプローチも大切なので、表情筋トレーニングやスキンケア、インナーケアなども同時に行うと良いですよ。