もともとはエラ張り顔じゃないのに、
- 年々顔の横幅が広がっている・・・
- 昔より顔が四角くなってきた・・・
とフェイスラインの変化に悩んでいる人は、歯の食いしばりが原因かもしれません。
実は、エラ張りの原因は骨格の問題だけではないんです。
この記事でわかること
- エラ張りの原因である食いしばり癖の直し方
この記事のポイント!
- エラ張りの原因は骨格だけではなく、エラの部分の筋肉(咬筋)が張っていることが大きな原因
- 咬筋が張るのは、「食いしばり癖」が大きな原因なので、その癖を直せば小顔になれる
- 食いしばりで張ってしまったエラをほぐすマッサージもおすすめ
目次
エラの正体は食いしばりによる筋肉の凝り
エラ張りというと骨格の問題だと思い込んでいる人が多いのですが、実はほとんどが咬筋というエラの筋肉の凝りが原因なんです。
咬筋というのは咀嚼筋のひとつで、ものを噛むときに使われる筋肉です。エラの部分を触りながら奥歯をグッと噛みしめると、ボコっと盛り上がる部分がありますよね?そこが咬筋です。
咬筋は咀嚼筋なので、食事の時にものを噛む動作で使われるのですが、必要以上に発達させたり凝りを招いたりしてしまうのが無意識に行っている食いしばりです。
無意識で行われている食いしばりは、力のリミッターが効きません。ですので、ものすごい力がかかってしまいます。自分の体重と同じかそれ以上の力が奥歯にかかってしまうそうです。
それだけの力をかけていれば、筋肉がムキムキになってエラが発達するのも分かりますよね?歳とともに顔が大きくなってきたと感じている人は、長年かけてエラの筋トレをしてしまっている可能性があります。
必要以上に発達した咬筋は使いすぎることで疲弊して凝り固まります。そうするとしこりのように厚みを増してエラが張って見えたり、顔が大きく見えたりしてしまうんです。
また、咬筋の凝りは頭蓋骨や表情筋を本来の位置からずらしてしまう原因にもなり、それもエラ張り・大顔につながります。
歯ぎしり・食いしばり癖があるかどうかをセルフチェック!
無意識のうちに起こる歯ぎしりや食いしばりは自覚しにくいのが厄介なところです。家族やパートナーに指摘された人は間違いありませんが、指摘されていなくても下記の症状がある場合は、食いしばりをしている可能性があります。
こんな症状がありませんか?
- 朝起きると顎やこめかみに疲労感がある、または痛みを感じる。
- 頬の内側の歯に接する部分に白い線がある
- 舌の側面に歯の跡がついている
- 何かに集中しているときに、気付くと奥歯を噛み締めている
- 顎がだるい、エラの部分の筋肉が痛い
- 慢性的な肩こりや腰痛、頭痛、めまいに悩まされている
歯ぎしりは、ギリギリと音が出るものだけではありません。音が出ないタイプの歯ぎしりもあります。
ですので、家族やパートナーからこれまで指摘されたことがなかったとしても、歯ぎしりをしている可能性はありますよ。
私は人から指摘されたことはありませんが、起床時は決まってこめかみと顎がだるく、頬の内側に白い線があるので、無音の歯ぎしりをしているようです。夜中にふと目が覚めた時に、奥歯を強く噛み締めているのに気が付くこともあります。
歯ぎしりをしていると眠りが浅くなって熟眠できないそうですから、美容のためにも健康のためにも早めに改善したいですね。
なぜ歯ぎしり・食いしばりが起こるのか?
エラ張りを解消して小顔になるためには、咬筋の凝りを解消する必要があり、そのためには歯ぎしりと食いしばりの癖をどうにかしなければいけません。
それでは、なぜ、歯ぎしりや食いしばりは起こってしまうのでしょうか?
原因はひとつではなく、人によってさまざまなのですが、大きく分けて精神的要因と物理的要因に分けることができます。当てはまるものがないかどうか、日常生活を見直してみましょう。
精神的要因:最大の原因はストレス
実は、歯ぎしり・食いしばりの原因として科学的根拠が実証されたものはありません。
はっきりこれが原因だと言えるものはないのですが、もっとも有力なのがストレスが原因だという説です。
噛むという行為はストレスを解消する効果があるため、ストレスが強い人は無意識のうちに噛み締める動作をすることで、ストレス発散をしているのだと言われています。
物理的要因:噛み合わせが悪い
噛み合わせが悪いと顎の筋肉の緊張がアンバランスになって、食いしばりや歯ぎしりを起こしやすくなります。
- 高さのあっていない詰め物が入っている
- 虫歯を放置していて左右均等に噛むことができない
- 歯を抜いたままにしている
といったことがある場合は、噛み合わせが悪化して歯ぎしりの原因になっている可能性がありますので歯医者さんにチェックしてもらいましょう。
飲酒や喫煙もストレスを生んで歯ぎしりの原因に
ストレスというと不安や恐怖、人間関係の悩みなどの精神的なものといったイメージがありますが、肉体的なストレスもあります。
肉体的ストレスとは過労や睡眠不足などを指しますが、その原因となりやすいのが飲酒と喫煙です。
歯ぎしりは浅い眠りの時に起こることが分かっています。熟眠している間は筋肉が弛緩しているため、動きが抑制されていますが、眠りが浅くなるとその抑制が解けてその拍子に咬筋が動き、歯ぎしりが起こりやすくなるんです。
眠りを浅くしてしまう原因となるのが飲酒や喫煙です。私はお酒を飲んで寝た日の翌日は、決まって奥歯を強く食いしばった状態で目を覚ますことが多く、不思議に思っていたのですが、飲酒も歯ぎしりの原因になるということを耳にして納得しました。
誰もが知らず知らずのうちに食いしばりでエラを育てている・・・
咬筋に負担をかけてエラを育ててしまうのは、奥歯を強く噛み締める食いしばりや歯ぎしりだけではありません。
ポイント
上下の歯が接触しているだけでもエラの筋肉に大きな負担がかかり、エラ張りの原因となってしまいます。
日中、あなたの歯はどのような状態になっていますか?姿勢を正して口を閉じた時の状態をチェックしてみてください。上下の歯は当たっていませんか?
意外なんですが、上下の歯は離れているのが正しい状態です。
上下の歯が接触するのは、会話や咀嚼時の瞬間的なもので、1日全部合計しても20分以内です。
歯ぎしりや強く食いしばる癖がなくても、気が付いたら上下の歯が触れているという人は、知らず知らずのうちにエラ張りや肩こりなどの原因を作ってしまっていることになります。
エラ張りの原因「食いしばり癖」を直せば小顔になれる!その方法とは?
歯ぎしりや食いしばり癖がエラ張りの原因だということなら、その癖を直せば小顔になれるということ。癖を直すためには、歯科医院で治療を受けなければいけない場合もありますが、今回は、自分でできる食いしばり改善の方法をご紹介します。
自分でできる改善法
- ストレッチで全身をほぐす
- 頬杖をつかない
- 奥歯を合わせないようにする・舌の位置に注意する
- 張り紙を貼って注意を促す
- 入眠時に「奥歯を合わせない」・「舌を正しい位置に置く」ことを意識する
- 意識的に緊張を解くことでストレスを緩和する
- 正しい姿勢で寝る
- 寝る前の飲酒・喫煙・カフェインを避ける
ストレッチで全身をほぐす
食いしばりは筋肉を緊張させるため、首や肩の凝りを招きますが、逆に首や肩の凝りが原因で食いしばり癖が出やすくなる場合もあります。首や肩の筋肉が緊張していると、それがエラの筋肉にまで伝わって食いしばりの原因になってしまうんです。
ストレッチで全身をほぐしてあげると、エラの筋肉の緊張も解けるため、食いしばりが出にくくなります。特に寝る前のストレッチが効果的です。
頬杖をつかない
考え事をする時などに頬杖をつく癖がある人は直すようにしましょう。頬杖をつくと顎が歪んで噛み合わせが悪くなってしまい、食いしばり癖が出やすくなります。
奥歯を合わせないようにする・舌の位置に注意する
日中の食いしばり癖を直すには、まずは、奥歯同士をくっつけない!と意識することが大切です。そして、そのためには舌を正しい位置に置くというのがポイントとなってきます。
舌の位置が下がって奥に沈み混んでしまうと、エラの筋肉に力が入って食いしばりの原因になってしまいます。
正しいのは舌が上あごにぴったり付いた状態。
舌が上の前歯にギリギリ付かない状態で、舌が上あごに広範囲に触れているのが正しいポジションです。
舌の筋肉が弱っていると正しい位置にキープできなくなるので、舌の筋肉を鍛えることも大切です。舌の筋肉を鍛えると、意識しなくても正しい位置にキープできるようになるので、下記の記事を参考に舌を鍛えるトレーニングをしてみてください。
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張り紙を貼って注意を促す
自分の意識だけで食いしばりや上下の歯の接触を改善するのが難しいという場合は、目立つところに「食いしばり禁止!」などの張り紙を貼るという方法もおすすめです。家の至るところにこの張り紙をし、これが目に入ったらすぐに、食いしばりや上下の歯の接触をやめるようにします。
私は、1日のほとんどの時間をパソコンの前で過ごしているので、PCのモニターの淵に「食いしばり禁止!」と書いた付箋を貼っています。これは、かなり効果的です。
舌を鍛えるトレーニングで舌を正しい位置にキープできるようにはなってきたものの、ちょっと気を抜くと上下の歯が当たってしまっていたのですが、張り紙をする方法を採用してから、エラにかかる負担が少なくなってきたようです。
入眠時に「奥歯を合わせない」・「舌を正しい位置に置く」ことを意識する
睡眠中の食いしばり・歯ぎしりを予防するためには、眠りに入る時に奥歯を合わせず、舌を正しい位置に置くことが大切。
「上下の歯の接触するのは1日合計しても20分程度」であることはすでにお伝えしましたね。
ところが、歯ぎしりをする人は、何時間も上下の歯が接触した状態で過ごしていることになります。これに日中の食いしばりが重なれば、エラがどんどん育ってしまうのも当たり前です。
歯ぎしりを改善することができれば、上下の歯が接触している時間を大幅に減らすことができ、エラ張り解消効果も期待できます。日中の食いしばり予防のように、意識的にコントロールするのは難しいですが、入眠時に「奥歯を合わせない」・「舌を正しい位置に置く」ことを意識するだけでも、かなり症状が改善します。
私は、仰向けになって「これから寝るぞ」という時に、奥歯が合わさった状態で睡眠に入ると、朝までギリギリと噛み締めてしまうのですが、「奥歯を合わせない」・「舌を正しい位置に置く」ということを意識して眠りに入ると、朝まで力を抜いた状態で熟睡できるということに気が付きました。
この寝方にしてから、起床時に感じていたエラの凝りやだるさがかなり軽減されてきました。ただし、この状態で眠るためには、無意識下でも舌を正しい位置にキープできるだけの筋力が必要なので、舌を鍛えるトレーニングは必須となります。
意識的に緊張を解くことでストレスを緩和する
疲れや極度な緊張感など、日常生活のいろいろなストレスが食いしばりの最大の原因です。ストレスは筋肉のこわばりも招いてしまうため、悪循環を生んでどんどんエラ張りがひどくなっていきます。
かと言って、ストレスそのものをなくすことは不可能ですし、毎日それを上手に解消するのもなかなか難しいもの。そこでおすすめしたいのが、意識的に緊張を解いてストレスを緩和させる方法です。
仕事中に食いしばり癖を自覚したら口元を緩めたり、ストレッチしたりして意識的に緊張を解くんです。
これだけでも、ずいぶんリラックスしてストレスを緩和させることができますよ。
正しい姿勢で寝る
睡眠中の食いしばりは、日中の食いしばりよりも咬筋に大きな負担をかけ、エラを育てる原因になってしまいます。それをを防ぐためには、就寝中の姿勢に気を付けることも大切です。
横向きに寝ると肩や首、顎に歪みが出てしまうので、仰向けに寝るのがベストです。
仰向けでも枕の高さが合っていないと、顔や体に余計な力が入って食いしばりの原因になってしまうので、自分に合った高さの枕を選ぶことが大切です。自分に合った枕が見つからない場合は、バスタオルを枕にする方法がおすすめ。
バスタオルをクルクルと丸めて園筒状にし、それを首のくぼみにフィットさせるよう下に敷いて眠ると正しい姿勢を保つことができます。
顔と体がまっすぐキープできる高さに調節するのがポイントです。
私は、もう何年もバスタオル枕で過ごしていますが、寝違えや肩こりがなくなって快適です。バスタオル枕にしてから、寝返りをうたずに、朝まで仰向けで寝ていられるようになりました。
寝る前の飲酒・喫煙・カフェインを避ける
ニコチンやカフェイン、アルコールには神経を興奮させ、交感神経を刺激する作用があるので、深い眠りを妨げます。眠りが浅いと、歯ぎしりが出やすくなりますので、就寝前の飲酒・喫煙・カフェインは避けるようにしましょう。
張ってしまったエラをほぐすマッサージ
食いしばりや歯ぎしりによって凝り固まってしまった咬筋をマッサージでほぐすこともエラ張り解消に効果的です。
マッサージで凝りをほぐすことで食いしばりが出にくくなるので、原因そのものにもアプローチすることができます。
食後や入眠時の習慣にすると良いですよ!やり方は下記のコンテンツをご参照ください。
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上で紹介したエラをほぐすマッサージはとても簡単ですが、「力加減が分からなく不安」という人や「両手がふさがるマッサージは結局面倒で続かない」という人には、咬筋をケアしてくれるヤーマンの美顔器「メディリフト」もおすすめです。
メディリフト
画像出典:ヤーマン
マスク型の美顔器を10分間着けるだけでOK!自分では何もしなくても良いので面倒くさがりの人でもストレスなく続けることができます。
また、装着してスイッチオンすれば誰がやっても正しいケアができるので、その分効果の実感度が高いのも嬉しいポイントです。
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エラ張りの原因は、骨格の問題よりも食いしばりによる咬筋の凝りのほうが深刻な問題だということが分かりました。骨格を自力でどうにかすることはできませんが、筋肉なら自力でどうにかできそうですよね。
私はもともとが父親譲りの四角い顔がコンプレックスでしたが、年齢を重ねるごとにますますエラ張りがひどくなっていたんです。若い頃は骨格の問題だと思って諦めていたのですが、年齢とともにさらに変化するフェイスラインに「あれ?変化するってことは、骨格じゃないんじゃない?」と疑問を抱き、咬筋の存在を知りました。
「筋肉なら自力でなんとかできる」と思い、マッサージや生活習慣の改善などを行って咬筋のケアをしたところ、半年くらいでだいぶほっそりしてきましたよ!
「エラ張りはもともとの骨格が原因だから仕方ない・・・」と諦めていた人も、咬筋をケアすることで案がい簡単に小顔になれるかもしれません。諦めないでセルフケアを続けてみてください。
どうしても食いしばりが改善できない場合は歯科医院で相談してみると良いかも・・・
食いしばりを自分で改善できない場合は、歯科医院で相談してみるのもおすすめです。歯科医院でも完璧に歯ぎしりを治す治療法はないと言われていますが、マウスピースを使用した治療などで緩和することができます。
噛み合わせが原因で食いしばりが発生している場合は、噛み合わせを治療してくれますし、栄養療法やボツリヌス菌注射治療といった方法もあるようです。
食いしばりがひどいとエラ張りだけではなく、歯の健康にも影響を及ぼすため、セルフケアで食いしばりがやめられない場合は、一度相談してみるようにしましょう。
まとめ
エラ張りの原因は骨格の問題だけではなく、食いしばりによって発達した筋肉が原因であることが多いです。年齢とともに顔が四角くなってきたと感じている人は、まずこのパターンだと思って良いでしょう。
小顔になるには、マッサージでエラの筋肉をほぐしてあげると同時に、エラの筋肉が発達してしまう原因である食いしばり癖を直す必要があります。
まずは、自覚することが大切ですので、自分が食いしばりをしてしまっていないか、意識してみてください。
自分が食いしばりをしてしまっていることを自覚して、それをなくしていくと、気になるエラ張りも解消されて小顔になれるかもしれませんよ!