即効でなんとかしたい「二重あご」。
太っていないのに二重あごになっている人は、間違いなくたるみが原因です。
今回は、私が試したところ、2ヵ月で二重あごがスッキリし、半年でほぼ解消されたエクササイズをご紹介します。
デコルテまでスッキリしてきたので、本当におすすめです。
この記事でわかること
- 二重あご解消に効果的な舌トレーニングのやり方
この記事のポイント!
- 舌骨筋という舌の筋肉が衰えると舌骨の位置が下がり、二重あごや顔のたるみが起こりやすくなる
- 引き締まったフェイスラインを保つには、舌の筋肉を鍛えて舌骨の位置を保つことが大切
目次
舌トレーニングの効果は?ビフォーアフター写真
トレーニングを始める前は、顎下にたっぷりとお肉が・・・
それが、トレーニングを始めて2ヶ月経過したころにはずいぶんとスッキリしてきました。
半年経った頃には、別人のようにスッキリ顎になって、若い頃の輪郭に近づいてきました。
ちなみにこの間、体重は変わっていません。
太っているわけではなく、むしろ痩せ気味体質なのに、40代半ばになってからずっと悩まされてきた二重あご。
私の場合は、たるみとむくみが原因でした。
顔全体のお肉がたるみによって雪崩を起こして顎に集まったというのもありますが、舌の筋肉が衰えていたことが原因として大きかったようで、トレーニングの効果は絶大でした。
二重あごの原因は舌の筋肉の衰え
二重あごというと太っている人がなるものというイメージがありますが、肥満だけが原因ではありません。太っていなくても筋力の衰えによるたるみが原因で二重あごになっている人もたくさんいます。
二重あごの原因として大きいのは「舌の筋肉の衰え」です。
舌骨筋という筋肉が衰えると舌骨という骨の位置が下がってしまうのですが、そうすると二重あごや顔のたるみが起こりやすくなります。
舌骨と舌骨筋
舌骨はのどぼとけの指1本分上あたりにある馬の蹄のような形をした骨です。
この骨には隣接して支え合う他の骨がなく、 宙ぶらりんの状態。それを支えているのが舌骨筋です。
舌骨は、舌骨筋の間に挟まれて浮遊しているおかげで自由に動ける領域が保たれ、呼吸や開口、咀嚼、嚥下、会話、歌う、笑うなど、さまざまな動きをすることができます。
舌骨を支えて動かす役割のある舌骨筋が衰えるとどうなるか・・・二重あご、大顔、ほうれい線をはじめとした顔のたるみなど、見た目にかなりの影響を与えてしまうんです。
舌骨に付着する筋肉
舌骨に付着する筋肉は、舌骨より上にある舌骨上筋群と舌骨より下にある舌骨下筋群があります。
舌骨上筋群
舌骨上筋群は4つの筋肉から成り立っており、舌骨を上に引き上げる作用があります。
パソコン作業やスマホ操作などで前屈みの姿勢でいることが多いとこれらの筋肉に負担がかかる為、二重あごやたるみが起こりやすくなります。
姿勢の悪さによって舌骨上筋群に負担がかかる状態が長く続くと、噛み合わせの悪化や、口呼吸、顎関節症の原因にもなります。噛み合わせや口呼吸、顎関節症なども顔がたるむ原因となります。
舌骨上筋群
- 顎二腹筋
- 茎突舌骨筋
- 顎舌骨筋
- オトガイ舌骨筋
舌骨下筋群
舌骨下筋群は4つの筋肉から成り立っており、舌骨を引き下げる作用があります。呼吸や嚥下などの際に使われる筋肉ですので、舌骨下筋群が衰えると、呼吸や嚥下に支障をきたすこともあり、健康に深く関わる筋肉群です。
舌骨下筋群
- 胸骨舌骨筋
- 胸骨甲状筋
- 甲状舌骨筋
- 肩甲舌骨筋
要するに舌の筋肉が衰えると、二重あごになってしまうということです。
普段の生活では使われることがあまりないので、意識して鍛えないとフェイスラインがどんどん緩んできますよ。
舌の筋肉が衰えるといろんなデメリットが・・・
舌骨筋は、美容や健康に深く関わる筋肉であることが分かりましたね?この筋肉が衰えることでどんなデメリットがあるのかを見てみましょう。
フェイスラインが緩み、二重あごになる
舌骨を上に引き上げている舌骨筋が衰えると、舌骨の位置が下がってくるため、二重あごやフェイスラインのたるみが起こります。
口呼吸になりやすくなり口臭の原因に
舌の位置が下がると口が開きやすくなり、口呼吸になりやすくなります。口呼吸になると口の中が乾燥して口臭や虫歯の原因となるので、口内環境にも大きく影響します。
いびきや嚥下障害の原因にも
筋力が弱ると、ものを噛むときに舌をうまく使えなくなるため、むせやすくなって嚥下障害を引き起こすこともあります。また、舌がのどを押してしまうため、いびきの原因にもなります。
舌の筋肉の衰え度をセルフチェック
セルフチェック法(1)
のどぼとけの少し上のところに人差し指を置いて、唾をごくりと飲みこんでみて下さい。
このとき、のどぼとけが指を乗り越えられない場合は、舌骨筋が衰えていると考えられます。
セルフチェック法(2)
意識せずに過ごしている時に舌は口の中のどの場所にあるでしょうか?
正しい舌の位置は、上あごにぴったり付いた状態。
舌の先が上の前歯の付け根のすぐ後ろにあって前歯にはぎりぎりくっ付かない位置です。
その位置で舌が上あごに広く触れている状態が正しい位置ですが、筋肉が衰えるとこの状態を保てなくなります。上顎に触れていなかったり、舌先が下の前歯に触れて沈みこんでいるような状態だと、筋肉が弱っていると見て良いでしょう。
二重あごへの効果抜群!舌を鍛えるトレーニング
美容のためにも健康のためにも、舌の筋肉は絶対に衰えさせてはいけません!すでに二重あごになっている人はもちろんですが、見た目にはまだ影響が出ていないけれどセルフチェックでの結果が良くなかった人は、すぐにトレーニングを始めましょう!
私のおすすめのトレーニングは、下記の2つ。
ひとつひとつの動作を全力でやってください。舌を上に突き出すときには、「これ以上は無理」という限界まで上に付き出します。左右にスイングさせる時も、限界まで舌を伸ばしましょう。
舌出しトレーニング(1)「上に思いっきり突き出す」
舌出しトレーニング(1)
- 顔を上に向けて天井を見る
- 口を開けて舌を根元からグンと真上に突き出します。限界まで上に突き出したら力を抜きます。
突き出して力を抜くという動作を5〜10回ほど繰り返します。(あごがだるくなるまで行う。) - 完了したら口を閉じて顔も元に戻します。
- (1)~(3)の動作を5回ほど繰り返す。これで1セット。
舌出しトレーニング(2)「左右にスイング」
舌出しトレーニング(2)
- 顔を上に向けて天井を見る
- 舌を真上に伸ばし、ワイパーのように左右にスイング。この動作を5~10回ほど繰り返します。(舌の根元がだるくなるまで)
- 完了したら口を閉じて顔も元に戻します。
- (1)~(3)の動作を5回ほど繰り返す。これで1セット。
エクササイズ(1)と(2)を1日3~5セット行うと引き締ったフェイスラインを手に入れることができます。
このエクササイズは首の筋肉である広頚筋も鍛えることができます。広頚筋を鍛えると、首のしわやたるみを解消することができるので、きれいなデコルテラインを作るのにも役立ちますよ!
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舌トレーニングを続けて感じた効果
舌トレーニングを続けて2ヶ月後、半年後の様子を写真で公開!
2ヵ月続けただけでも、二重あごのお肉がかなり減ったのですが、さらに続けて半年経ったところ、顎のラインが別人のようになりました!繰り返しますが、体重は変わっていませんよ。
信じられないかもしれませんが、太っているわけでもなく、もともと痩せ体質です。体は痩せているのに、舌の筋肉が衰えているだけで、こんなにだらしないフェイスラインになっていたんです。
まだまだ改善の余地はありそうなので、トレーニングを続けて、若い頃のフェイスラインを取り戻したいです。
舌トレーニングで感じた効果まとめ
ポイント
- 二重あごが改善されフェイスラインがスッキリ!
- むくみが解消されて小顔に
- 鎖骨が出てデコルテラインがスッキリしてきた
- いびきと睡眠時無呼吸症候群が改善された
二重あごが改善されフェイスラインがスッキリ!
舌の筋肉が鍛えられて舌骨の位置が上がり、顎下が引き締ったことで、二重あごが解消されてフェイスラインがスッキリしました!
あまりのフェイスラインの変化に、久しぶりに会う人には必ず「痩せたね~」と言われます。実際には体重は変わっていないので、「それだけ太ってい見えていたってことね・・・」とちょっと複雑ですが、嬉しいことに変わりはありません。
むくみが解消されて小顔に
「痩せたね~」言われるようになったのは、二重あごが解消されたせいもありますが、むくみが解消されて左右に広がっていた顔が小さくなったせいもあるんです。
舌周りに筋力が付くと、顔と首にある約200個のリンパ節が刺激され、リンパがスムーズに流れるようになります。それが、むくみ解消につながり、小顔になれるというわけです。
約200個もあるリンパ節をマッサージだけで刺激するのは無理なので、筋肉を付けて内側から刺激することも大切です。
鎖骨が出てデコルテラインがスッキリしてきた
リンパの流れが良くなると、小顔になるだけではなく、デコルテラインもスッキリしてきます。
舌トレーニングをやる前は、むくみがひどくてデコルテラインにも老廃物が溜まっていたせいか、体は痩せているのに鎖骨が埋もれていたんです。
それが、トレーニングでむくみが解消されてからは、鎖骨もくっきりと浮かび上がり、デコルテラインがスッキリしてきました。
いびきと睡眠時無呼吸症候群が改善された
予想外だったのが、いびきと睡眠時に時々起こっていた無呼吸が改善されたこと。
トレーニングを行う前は、自分のいびきで目が覚めることがありました。さらに、睡眠時に無呼吸が起こりやすくなっていて、それで目が覚めることもしばしばだったんです。
それが舌を鍛え始めてからは一切起こらなくなったので、快眠できるようになりました!
いびきや睡眠時無呼吸症候群は、舌の筋肉が低下して舌が喉の奥へ沈み込み、気道が狭まることで起こります。それが改善されたのは、筋力を付けることで睡眠時も舌を正しい位置にキープできるようになったからなんですね。
舌トレーニングを続けるコツ
顔の筋トレは長く続けることが何よりも大切です。
一度筋肉が付いて二重あごが解消されたとしても、そこで終わりではありません。その筋肉を維持するためには、トレーニングを続けていかなくてはいけません。
無理なく続けるためには、「やらなきゃ」という精神的負担をなくすのがポイント。
「顔の筋トレの時間」をまとめて取るのではなく、細切れにして毎日の生活に組み込むと、精神的負担が減ります。
私は、舌トレーニングを毎日お湯が沸くのを待っている時間にやっています。コーヒーやお茶を毎日5杯は飲みますので、電気ケトルでお湯が沸くのを待っている間に舌トレーニングをすれば、毎日5セットは必ずできます。
何かのついでや他のことをしながらトレーニングをするのが続けるコツです。すぐに挫折してしまう人は、参考にしてみて下さいね。
まとめ
まとめ
- 二重あごは、舌骨を支える舌の筋肉が衰えることで起こる。
- 舌の筋肉が衰えるとフェイスラインが緩んで二重あごになる他、口臭・いびき・嚥下障害の原因になることもある。
- 顔を天井に向けて舌をつき出すトレーニングと、ワイパーのように左右にスイングするトレーニングが有効。
- トレーニングを1日3~5セット行うと、二重あごが解消れるのはもちろん、いびき、睡眠時無呼吸症候群の改善にも役立つ。
舌の筋力が弱ると、美容や健康面でさまざまな弊害が出てきます。
舌トレーニングを1日3~5セット行うと二重あごが解消され、スッキリとしたフェイスラインになってきます。エクササイズをした後は疲労感があり、次の日は筋肉痛になっていることもありますが、それだけ効いているということです。
徐々に疲労感も気にならなくなり、ある日気が付いたらスッキリしたフェイスラインに!口呼吸やいびき、口臭も改善されるので、ぜひ実践してみてください。