日焼け後の正しいアフターケアで肌老化を防止!

紫外線が最も強くなるのは、5月~7月にかけてです。
8月も半ばとなった今、スキンケアで必要なのは日焼け後のアフターケア。
紫外線を浴びたら、しっかりとアフターケアをして、紫外線ダメージからの回復を早めるようにしましょう。

アフターケアを怠ると、秋にかけて5歳~10歳くらい老けると言われているの!!!
この記事では、日焼け後の適切なケアを解説していくので、しっかりと実践してね!!
この記事の要点だけ知りたい人は、ここだけ読んでね。
- 日焼け後は、スキンケア・食べ物・良質な睡眠でアフターケアを!
- 日焼け後のケアには「セラミド」、「アミノ酸」、「アロエベラ」が含まれた化粧品がおすすめ。
- アルコールやパラベンなどの成分は刺激が強いので避ける。
- 美白化粧品は日焼けの炎症が治まってから使用する。
- ビタミンA、C、E・ビタミンB2・リコピン・たんぱく質・亜鉛を含む食品をバランス良く食べると、紫外線ダメージからの回復が早まる。
- メラトニンが十分に分泌される環境を整えて、良質な睡眠を取ることも大切。
この記事の目次
日焼け後の肌状態によって、スキンケアを変えるのがポイント!
紫外線を浴びると、単純に色が黒くなるだけではなく、じわじわと肌の奥で老化が進み、シミ・しわ・たるみなどの肌老化を引き起こします。
帽子や日傘、日焼け止めなどでしっかりと防御したいものですが、うっかりと日焼けしてしまうこともありますよね。また、紫外線A波(UVA)は屋内にいても影響を受けるので、日焼けしたつもりはなくても油断はできません。
うっかり日焼けしてしまった場合のアフターケアですが、日焼け後の肌の状態によって、対処法が違います。
(1)ほてりや痛みなどがない場合は、とにかく保湿!
日焼け後、特に痛みがない場合は、油断してしまいがち。ですが、肌は確実に乾燥しています。保湿をしっかりとするようにしましょう。
化粧水で保水して肌が潤い成分を受け付けやすいようにした後、保湿成分を含んだ乳液やクリームでお手入れします。
化粧品はいつもより多めの量を使い、気になるところには重ね付けしてあげると良いです。
頬のあたりは皮膚が薄くて乾燥しがちなので、意識して保湿しましょう。
(2)赤くなってヒリヒリする場合は、冷やして落ち着かせよう!
我慢できないほどではないけれど、赤くなってヒリヒリするような場合は、まずは冷やして落ち着かせることが大切です。
保冷剤などをハンカチに包んで当てたり、冷水で冷やしたりして、患部を鎮静させましょう。
この場合でも保湿はやはり重要ですが、普段使っている化粧水や乳液の成分が刺激になる可能性が高いので、使用を控えたほうが良いです。
特にアルコールが入っているものは、使用しないようにしましょう。
おすすめなのはワセリンや馬油、オロナイン軟膏などの刺激のない保湿剤。冷やした後はこれらを優しく塗っておくと良いでしょう。
(3)熱を持ってかなりの痛みがある場合は、病院を受診!
この場合は、自宅では対処しきれない可能性が高いので、皮膚科を受診することをおすすめします。
日焼けぐらいで病院に行くのはちょっと・・・と思う人もいるかもしれませんが、日焼けはやけどですから、ひどい場合は適切な治療が必要です。
具合が悪くなって発熱したり嘔吐したりする人もいるので、甘く見てはダメですよ。
水ぶくれができているような場合は、跡になってしまう可能性もあるので、美肌を保つためにも、きちんと治療してもらうようにしましょう。
日焼け後に補いたいスキンケア成分と避けたいスキンケア成分
日焼け後に補いたいスキンケア成分

日焼け後のスキンケアでは、いつもより保湿を重視しなきゃいけないのは分かるんだけど、具体的にどんな成分の入った化粧品がいいの?

おすすめの成分は「セラミド」と「アミノ酸」よ。どちらも肌にもともとあって、バリア機能を担っている成分だから、余計な刺激を与えることなく保湿できるの。
セラミドやアミノ酸が配合されていて、肌への刺激となる添加物が入っていないものがおすすめ。
やけどの鎮静効果・抗炎症作用のある「アロエベラ」が含まれたものも、日焼け後のアフターケアに適しています。
日焼け後は避けたいスキンケア成分

日焼け後に避けたほうが良い成分というのもあるのよね?普段使っている化粧水でもしみることがあるから、心配・・・

成分としては、絶対避けたいのがアルコール。
パラベンなども良くないわね。
日焼け後の肌は軽いやけどを負った状態と同様で、ひどく乾燥して敏感になっているから、普段使っているものでも刺激を感じることがあります。
ですので、日焼け直後は美白化粧品の使用も控えたほうが良いです。
美白化粧品には刺激の強い成分が入っているものが多いから、日焼け直後の肌に付けると炎症を起こしてしまう可能性があります。それが原因でシミになることもあるので、逆効果になりかねません。
すぐに美白ケアしたくなるのは分かりますが、日焼けの炎症が落ち着いてからにしましょうね。
食べ物によるアフターケアで紫外線ダメージからの回復を早める

日焼けのアフターケアは食べ物でもできるのよね?

そうよ。下記のような効果のある食べ物を食べると、紫外線によって受けた肌のダメージをいち早く回復することができるわ。
- 紫外線によって発生した活性酸酸素を除去してくれるもの
- 肌の代謝を良くしてくれるもの
- 免疫機能を高めて肌や粘膜を強くしてくれるもの

具体的には、どんな栄養素が良いの?

具体的に言うと、下記のような栄養素になるわね。
どれもメラニンの生成を抑えたり、紫外線の影響で大量に発生した活性酸素を除去してくれる働きがあるの。
日焼け後に摂りたい栄養素
- ビタミンA、C、E
- ビタミンB2
- リコピン
- たんぱく質
- 亜鉛
ビタミンACE(エース)
ビタミンA、C、Eは3つ合わせて「ビタミンACE(エース)」と呼ばれるほど、美肌効果の高い栄養素です。
ビタミンA(βカロテン)を含む食べ物
ほうれん草・かぼちゃ・小松菜・にんじん・牛乳・チーズ・レバー・うなぎ
ビタミンCを含む食べ物
パプリカ・芽キャベツ・ブロッコリー・トマト・いちご・キウイ・グレープフルーツ
ビタミンEを含む食べ物
アボガド・キウイ・ナッツ類・大豆・ごま・青魚・ひまわり油・なたね油・べにばな油
ビタミンA、C、Eの栄養素をバランスよく含むのがイチゴ・トマト・パプリカ・かぼちゃ・さつまいもなどです。
紫外線を浴びる前にも積極的に食べておくと、ダメージを防いでくれますよ。

毎朝トマトジュースを飲むのを習慣にすると、ビタミンACEが無理なく摂れるのでおすすめ!
ビタミンB2
ビタミンB2には皮膚の新陳代謝を高める働きがあり、肌や粘膜を健康に保つために欠かせない栄養素です。ビタミンB2は、日焼けで大量に消費されてしまうので、意識して積極的に摂るようにしましょう。
ビタミンB2を含む食べ物
レバー・うなぎ・すじこ・さば・チーズ・のり・納豆・卵
リコピン
リコピンにはビタミンEの100倍もの抗酸化力があるため、紫外線対策に最適です。アルブチンに匹敵するほどの美白効果もあるので、日焼け後のシミ・そばかすを防いでくれますよ。
リコピンを含む食べ物
トマト・スイカ・グレープフルーツ・柿・さくらんぼ・赤パプリカ・にんじん
たんぱく質
たんぱく質は肌の新陳代謝を高めて、日焼けのダメージから回復するために欠かせない栄養素です。必要摂取量は「体重×1g」だと言われているので、体重50Kgの人は毎日50gのたんぱく質を摂るようにしましょう。
たんぱく質を含む食べ物
肉や魚、卵、大豆製品・乳製品
亜鉛
亜鉛は肌のターンオーバーを正常化するために必要な栄養素なので、日焼け後は特に意識して摂るようにしましょう。
亜鉛を含む食べ物
牡蠣・のり・納豆・しじみ・肉
良質な睡眠をたっぷり取って肌のターンオーバーを促進
日焼けというのは軽いやけどと同じで、肌の細胞が傷ついている状態です。この状態から回復するためには、傷ついた肌細胞を新陳代謝によって修復する必要があります。
そのために必要なのが良質な睡眠です。良質な睡眠は、ターンオーバーを促して新しい肌に生まれ変わるのを助けてくれます。

良質な睡眠って8時間以上眠れば良いのかしら?歳のせいもあって、そんなに長く眠れないんだけど・・・

だらだらと長く眠れば良いというわけではないわ。自分に合った睡眠時間で良いので、深い睡眠を取ることが大切なの。

そうなの?でも夜10時〜深夜2時の間は眠っていたほうがいいんでしょ?夜の10時に眠るなんて、絶対無理なんだけど・・・

確かに以前は夜10時〜深夜2時が成長ホルモンの分泌が最も盛んに行われる「ゴールデンタイム」だと考えられていたから、その時間には眠りについておくことがベストだと言われていたわ。
だけど、最近では成長ホルモンの分泌は時間帯に依存するものではなく眠りの深さに依存することが分かっているの。

眠りの深さかぁ・・・最近ぐっすり眠れないのよねー。

睡眠の深さには「メラトニン」というホルモンの分泌が関係しているの。
メラトニンをしっかり分泌させて深く眠るためには、下記の点に注意して、睡眠環境や生活習慣を見直す必要があるわ。
- 睡眠中は部屋を真っ暗にする
- 朝日をしっかりと浴びる
- 寝る前にスマホやPCを見ない
これらのことに注意して熟眠し、体をよく休めることで紫外線ダメージからの回復が早まります。
まとめ
- 日焼け後のスキンケアは保湿が大切だが、ヒリヒリして赤くなっている場合は、沈静化が優先。
- 日焼け後のアフターケアには「セラミド」、「アミノ酸」、「アロエベラ」が含まれた化粧品がおすすめ。
- アルコールやパラベンなどの成分は刺激が強いので避けるようにする。
- 美白化粧品は日焼けの炎症が治まってから使用する。
- ビタミンA、C、E・ビタミンB2・リコピン・たんぱく質・亜鉛を含む食品をバランス良く食べると、紫外線ダメージからの回復が早まる。
- メラトニンが十分に分泌される環境を整えて、良質な睡眠を取ることも大切。

紫外線による肌老化を防ぐためには、日焼け後に適切なアフターケアをすることがとても大切です。
日焼けしたつもりはなくても、紫外線A波(UVA)は屋内にも降り注いでいるので、油断はできませんよ。
日焼け直後はお肌の鎮静・保湿を重視するという外側からのスキンケアと、食事・睡眠による内側からのケアで、ハリと透明感のある肌を守りましょう!
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。